シフクノオト

<アルバム全体>
この曲は「言わせてみてぇもんだ」から始まり、最後の「HERO」まですごくいい流れで、何度聴いても、飽きません。
聴けば聴くほど、どんどん良さが伝わってくるかんじです。シフクノオトのDVDを見るともっとこのアルバムが好きになることは間違いありません。

<01.言わせてみてぇもんだ>
-大切なことなんてきっと知ってんのに　僕らは遠回りをしてるんだね　なら意味ある遠回りを−

 ビートルズをはじめとするイギリスのロックからの影響を、率直に表現した曲。
今までにはない良さが出ていて、これを１曲目に持ってくるか！と良い意味で期待を裏切られました。
コンサートで歌われなかったのが残念に思われます。

<02.PADDLE>
-良い事があってこその笑顔じゃなくて　笑顔でいりゃ良い事あると思えたら　それが良い事の序章です-

明るいメロディー、明るく前向きな歌詞の曲です。この曲を聴くとテンションが上がりますね。
日常の中で些細な希望を見つけていこう！っていうメッセージが秘められていると僕は思います。

<03.掌>
-ひとつにならなくていいよ　認め合えばそれでいいよ-

この曲を聴いて僕はもっともっとミスチルを好きになりました。
本当にこの曲はヤバい！と思います。奥の深い強いメッセージソングです。
コンサートでのアレンジも必聴です。

<04.くるみ>
-今以上をいつも欲しがるくせに　変わらない愛を求め歌う-

これは名曲だと思います。歌詞、メロディー共に素晴らしいです。
「くるみ」というタイトルは「来る未来」という意味が秘められているんです。
決して、くるみちゃんという子に歌っているんじゃないです。でも自分の彼女がくるみちゃんなら歌ってあげたい一曲ですね。
でも、最後に「進もう　君のいない道の上」っていう歌詞があるので、歌わないほうがいいかも。

<05.花言葉>
-木漏れ日が微笑みを連れてきてくれるから-

この曲は最初それ程好きではありませんでした。でもコンサートに行ってから、こんな曲もありかなぁーと思い、好きになりました。
失恋の歌で切ない歌詞です。本当に。でも、どこか暖かさを感じられます。

<06.Pink〜奇妙な夢>
-僕が手を引く夜に　おいでよ-

この曲はただぼんやり聴いても、全然結構だと思いますが、隠れたメッセージがたくさんあります。
とにかくすごい曲だと思います。普通の人にはこんな曲作れないだろうなぁ・・・と。

<07.血の管>
-そっと目を閉じてみる　あなたを感じる-

切ないです。大切な人との死別。血の管にくちづけて、生を感じる裏で死を感じているという曲。
桜井さんの透き通った歌声にも感動しました。

<08.空風の帰り道>
-「さよなら」は悲しい響きだけど　君とならば愛の言葉-

切ないけど、すごく優しさがいっぱいの曲です。
HEROのカップリングということもあってか、この曲を聴くと、HEROのPVの雪景色を思い出します。

<09.Any>
-何度も手を加えた　汚れた自画像にほら　また12色の心で好きな背景を描き足してく-

こんな歌詞をかけるなんて、すごいと改めて実感しました。
隠れた名曲の雰囲気が漂っています。聴いてない人は絶対聴くべきです。
僕がミスチルを好きになったきっかけとなった1曲です。

<10.天頂バス>
-トンネルを抜けると次のトンネルの入り口で　果てしない闇も　永遠の光もないって近頃は思う-

この曲は永遠に上へ　上へと昇っていく戻らない旅を歌った曲です。
すごく壮大な曲でしびれます。コンサートでは代表曲となり、素晴らしいアレンジを見せてくれました。

<11.タガタメ>
-でも　もしも被害者に　加害者になったとき　かろうじて出来ることは　相変わらず　性懲りもなく　愛すこと以外にない-

父親の立場から歌った曲。見失いそうになった人と人との繋がり、愛すことの大切さを改めて考えさせられる曲です。
ミスチルを語るなら、聴いておかなきゃいけない曲です。

<12.HERO>
-悲しくはない　切なさもない　ただこうして繰り返されてきたことが　そう　こうして繰り返していくことが　嬉しい　愛しい-

ラブソングとしてとらわれやすいですが、これも父親の立場から歌われた曲です。
だからこそ、タガタメからこの曲へのつながりは絶妙なのです。
この曲は間違いなく名曲です。